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さっきの女の子、「は期待するきらい」
作詞:スティーブ・パンダ/作曲:YASUHIRO(康寛)/編曲:ラムシーニ

目次

【楽曲のレビュー】

個性的なコンセプトを売りにした新時代のアイドル

「あなたの人生に寄り添い、彩る」をコンセプトに掲げ、「未来のおしゃれスタンダード」をベースとした作風で、ジャンルはNeo Idol Jazzと呼ばれている。「、」までが正式なグループ名で、「終わらない」「続くように」という意味が込められている。

全ての楽曲の作詞をスティーブ・パンダが担当。作曲&編曲はネットクリエイター系の作家である、YASUHIRO(康寛)を中心に、Fzi(藤原隆之)、Qunii(クニイヨウヘイ)、ショウエイ(SHOWEI)などが名を連ねる。今作品がリリースされた、2021年08月時点のメンバーは、古川すい有明ゆの柊しゅう榮倉しおの4名。

純粋にサウンドがカッコいい

今作は作曲をボカロPでもあるYASUHIRO(康寛)さん、編曲をラムシーニ(西村太貴)さん(※「アイドルマスター ミリオンライブ!」の楽曲の多くを手掛け、ずっと真夜中でいいのに。の立ち上げに関わった方です。)が手掛けているのですが、とにかくサウンドがカッコいい。激しい高速ピアノの旋律と、ドラムとベースの振動がもたらす衝撃。ネット発信の作品が増えている昨今、ボカロサウンドを踏襲したデジタルロックというジャンルが躍進してますが、強いて言えば彼女たちのサウンドは、デジタルジャズポップとでも呼ぶべきでしょうか。

アイドルという存在は、今やI-POPという新しいジャンルとして確立。音楽業界の中において、一般層にまで広がりを見せたことで、王道ジャンルであるポップスだけではなく、様々なタイプの作風を持つアイドルが増えてきましたが、さっきの女の子、というグループのサウンドは、今のネット音楽界の流行を捉えているという観点からも、若いユーザー層に馴染みの強いサウンドのように感じました。

哲学的で韻を踏んだ歌詞

「知らない」がなくなるまで
論理=孤独のフィロソフィー
積み木崩しはどれくらいで
結ばれるようになるの

いかんせん未完成見ないで反省
しのごの言わずにいれたら
必要のない無量大数も
決して役に立ちませんでした

深すぎて全てを理解するに至らない部分もありますが、言葉の選び方が洗練されています。ありきたりな言葉を選ばない部分に、こだわりを感じました。

駆け抜けたら一瞬はもう一秒で
景色はフラットに変わるんだよ
抱き合わせて出てきた幸せは
想像する機雷が返ってくるまで

想像して、観て、知って
実際は、して、魅入って

前に進まなくてはならない時に、背中を押してくれるような歌詞だと思います。

口コミなどで徐々に人気も上がってるようなので、これからの活躍を見守りたいと思います。

【レーダーチャート】

項目配点
ボーカル15
メロディ18
歌詞18
アレンジ20
個性19
TOTAL90

【外部リンク】

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