ちょこっとだけとは、ちょこさんが運営する個人サークルです。自分が彼女の存在を知ったのは、『M3』というイベントがきっかけでした。お目当てのブースを周りひと段落。目的のCDはゲット出来たので、残り時間を使って会場を散策していると、呼び込みをする個性的で可愛らしい声が、某ブースから聞こえてきました。気になって目をやると、どうやら売り子をされている方の声らしく、興味が沸いてしまって、フラフラと引き寄せられました。あまりにもインパクトがある可愛らしい声だったので、この子が歌っている楽曲があるなら、是非とも聴いてみたいと思って、衝動的にCDを購入してしまいました。家に帰ってから、実際に音源を聴いてみた感想を述べます。
今回、紹介するのは、「very * berry * planet」という作品です。自分が購入した『アイスワール』というアルバムにも、リミックスバージョンが収録されていますが、ちょこさんが公開されているYouTube動画の中でも、一番、多くの再生数を記録しているだけあって、非常に聴きやすい楽曲です。ジャンル的にはDTM系エレクトロポップ。打ち込み系のサウンドと個性的な歌声に、好き嫌いが分かれそうですが、一度ハマると病みつきになってしまいます。
飛び出す旅が始まった 夢を一つ乗せて行こう 瞬いた瞬間弾けたら 空に綺麗な花火が舞う 踏み出す一歩駆けるんだ その軌跡は輝いてる まだ見たことない 世界を見つけに行こう
very * berry * planet 彩るイチゴの very * berry * planet 流れ星追いかけ カラフルな虹色魔法が 止まらない very * berry * planet 君を乗せて飛び立つ 彗星は 誰より早く 辿り着く 甘酸っぱい宇宙旅行
脳をガツンと刺激されるようなサウンドとボーカル。ちょこさんの歌声は、唯一無二だと感じました。ここまで針を振り切った捉えどころのないアンニュイな歌声だと、他の人が簡単には真似出来ない武器にもなります。個性というのは、他と差別化を計るには大事な要素です。ボーカルに関しては、本格派とは真逆に位置する、俗に言うヘタウマ系だと思いますが、言葉で表現するのであれば、幼声系ボイスとでも言いましょうか、何と言っても声の表情が素晴らしいと感じました。歌詞に目を向けると、幻想的な宇宙旅行と甘美的なスイーツを混ぜたようなカラフルな世界観。近未来の姿を音楽に投影したような、そんな印象を感じました。
原宿や秋葉原を拠点とした日本のかわいいポップカルチャーは、世界的にも有名な文化です。Kwaiiという言葉は、日本の文化を表現する単語として、世界でローマ字のまま通用します。現にちょこさんのYouTube動画のコメント欄は、海外の方からの絶賛コメントで溢れています。これからも日本のKawaiiポップカルチャーを世界に向けて発信し続けて欲しいです。
ボーカル:17
メロディ:16
歌詞:16
アレンジ:17
個性:19
TOTAL:85