70年代のニュー・ソウルやブルースに影響を受けながらも、どこか歌謡曲的なメロのアプローチも感じる、グルーヴとメロディーに個性を感じるバンド、Runt Star。
彼らの曲との出会いは…、出会いは…、実は全く思い出せないのです。もしかしたら、2007年の解散後に、偶然、YouTubeでMVを観てから、気になったような気がします。今、聴き返してみても、バンドブーム真っ只中だったら、もっと売れたかもしれないなと思える音を持ったバンド。ただ正直なところ自分は、活動期間中の彼らの存在を認識しておりませんでした。
「Daylight」は、朝焼けの街を連想することが出来る、センチメンタルな別れの歌。レトロな雰囲気や風情を感じます。確かに20年以上前にデビューしたバンドなので、どこか懐かしいというイメージと繋がるのは納得なのですが、更に昔の時代のような、昭和後期のようなムードが漂うバンドにも見えました。
バンドのフロントマン、ボーカルの高津哲也氏が、古いソウルミュージックから、音楽的な影響を受けたみたいで、それがバンドのカラーになっているような気がします。ピアノの坂さんは、つじあやのさん、Cymbalsのライブやレコーディングにも参加していたそうで、ギターよりも鍵盤の音色の方が、若干、強いバンドのようにも感じられました。
自分も数曲を聴いただけなのですが、機会があれば、もう少し他の曲も聴いてみたいと思います。
ボーカル:17
メロディ:19
歌詞:17
アレンジ:19
個性:17
TOTAL:89