名曲シリーズ #018【キミノマワリ。「ヒマワリ」(2019)】夏の風情と物悲しさを感じるロストラブソング

2019年09月16日(火)リリース、キミノマワリ。初の全国流通1stシングル「ヒマワリ」は、嵐「マイガール」、AKB48「ポニーテールとシュシュ」等を手がけた多田慎也と、ロックバンドELLEGARDENの高橋宏貴(Drums)、高田雄一(Bass)の豪華コラボレーション。オリコンデイリーチャートで2位、週間チャートで19位を記録しました。

元Fullfull Pocketのプロデューサーでもある多田慎也さんが、積極的にアイドルへの楽曲提供を行っていたのがきっかけで、このグループを知ることになりました。自分はシンガーソングライター個人としての多田さんが好きですし、彼が創作するポップソングが大好きなのは勿論のこと、多田さん自身の作風が、全体的にメロディアスでポップな部分を前面に押し出していることもあり、非常にアイドルとの相性が良いと思います。そういった理由から、他の方に楽曲提供をされる度に、そのグループのことをチェックするようになりました。

元BiSのナカヤマユキコさんが、プロデューサーを務める実力派グループ、キミノマワリ。。この曲は全国流通シングル盤ということもあり、豪華な作家陣によって制作されました。

「ヒマワリ」という作品は、力強く明るい太陽のようなイメージとは真逆の物悲しい別れを連想させる作品です。ただそれと同時に、悲観的になるだけではなく、悲しい過去を受け入れて、逆に前向きに進もうという躍動感も持っています。歌詞には夏の風情を感じさせてくれる描写が散りばめられ、サウンドはピアノとストリングスを大胆に使ったアレンジ。まとまりのある素晴らしいポップソングに仕上がっていると感じました。

夏は一度だと知った
君と見つけた 小さな太陽
うなだれて　雨に濡れ
泣いてるようだったよ ヒマワリ

メンバーの脱退と加入を経て、2021年02月現在は6人で活動中。新曲の「ホワイトレインボー」も好評配信中です。積極的にライブ活動などを行っているので、これからの活躍に期待したいと思います。