名曲シリーズ #002【つじあやの「風になる」(2002)】ブレイクのきっかけはスタジオジブリアニメの主題歌

【楽曲のレビュー】

推定売上枚数の推移

つじあやのさんのニューシングルでもあり、スタジオジブリのアニメーション作品『猫の恩返し』主題歌「風になる」が、映画公開後、序々にオリコンチャートを上昇し始めているみたいです。(2002年07月第05週オリコンチャートでは、前週の45位から28位にランクアップしています。)このままの勢いが続けば、TOP10も十分に射程圏内だと思います。(最終的な結果ですが、オリコン週間チャートは最高13位、CDの売上枚数は約9.6万枚でした。)

タイアップに恵まれたロングヒット

つじさんは独特な雰囲気を持つミュージシャンで、ウクレレを弾き語るという珍しいスタイル。この曲のイメージですが、まさにMVのままの印象。自転車で風に吹かれながら、坂道を下るような爽やかさ。まるで憧憬の一ページを切り取ったような作品です。スタジオジブリ作品に起用された理由も分かる気がします。

ヒットの基本というのは、まずは多くの人に存在を知ってもらうこと。その上で楽曲さえ良ければ、結果が自然に後をついていくと思います。シングルが売れることで、知名度が向上すれば、今後も継続してプロモーション出来るチャンスが増えるので、ここは一気に映画のプロモーションに便乗して、ブレイクを果たしてもらいたいものです。

※2002年07月26日(金)公開の記事に、加筆修正致しました。