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HEAD SPEAKER「瓶詰シュガープラム」
作詞:KANA/作曲:KENTA/編曲者:HEAD SPEAKER・福井昌彦

2004年から活動開始、和歌山を拠点に活動する4人組、キャッチーなパンクバンド、HEAD SPEAKER。ニューアルバム『∞COLORS』からの一曲になります。

とにかくキャッチーで、勢いのあるバンドですね。似たような雰囲気のバンドは他にもいないかなと考えてみたのですが、今は解散してしまったコンコンジャンプを彷彿とさせてくれる疾走感。自分はじっくりと歌を聴かせてくれるアーティストが好きではありますが、反対にこういった感じの弾けたパンクバンドも、また好きだったりします。今作の「瓶詰シュガープラム」は、聴きやすく作られていて、良曲だと感じました。

最後の日が見られる タイムマシーンに
乗れちゃうような未来がきても

ずっとこうして 瓶詰シュガープラムを
口に含んで 君のこと考えるの
甘い味に重ねて

「瓶詰シュガープラム」という、あまり耳馴染のないワード。多分、口にしたことがある人は少ないのではないかなと思うのですが、単語の持つ響きから連想すると、甘くて苦くてすっぱい不思議な味を想い浮かべます。

シュガープラム

シュガープラムは、小さな球形または楕円形をした砂糖がけの菓子で、ドラジェまたはハードキャンディの一種とされる。 名前に「プラム」とつくが、これは必ずしも果物のプラムを意味するわけではなく、プラムのように小さい球形または楕円形をしたもの、という意味である。

Wikipediaより引用

気になったので、色々と調べてみたのですが、シュガープラムというのは、必ずしも果物のプラムを指すわけではなく、お菓子の形がプラムに似ているからという理由が名称の由来らしいです。ちなみにトマトにも、シュガープラムという、高糖度の品種があるみたいです。言葉の持つ響きが可愛くて、印象に残るキーワードですね。

このMVの面白い点を挙げると、ノーカット撮影が売りとのことです。一台のカメラでノンストップで撮影。複数台のカメラを使用した編集が全くありません。ボーカルのKANA(鉄羽加奈)さんを追いかけるカメラ一台で、全てを一気に最後まで撮影しています。そういった部分に注目しながら、MVを見るのも、楽しいかもしれませんね。(画面に映っていないメンバーの動きなど、想像しながら見るのも楽しいです。)印象に残ったシーンを挙げると、最後にKANAさんが、はにかみながら引き出しにマイクを丁寧にしまうシーンが可愛いかったです。

エネルギッシュな若さと勢いを全面に押し出すサウンドは、最大の武器になると思います。甘くて激しい蜜の味のするサウンド。このままのエネルギーで、どこまでも突き進んでいって欲しいバンドです。

目次

【追記】(2021年02月)

2021年02月現在の情報。HEAD SPEAKERは、方向性の違いから、残念ながら2016年05月に解散したとのことです。現在、ボーカルのKANAさんは、SKA&Chiptune&ゲーム系バンド、WABISAVITA!で、カナリアという名義でボーカルを務めています。

※2011年04月04日(月)公開の記事に、加筆修正致しました。

【レーダーチャート】

ボーカル:17
メロディ:18
歌詞:17
アレンジ:18
個性:17

TOTAL:87

【外部リンク】

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