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白川さやか「ダイヤモンドリリー」
作詞&作曲&編曲:篠崎あやと・橘亮祐

RAYというアイドルグループに所属していた白川さやかさんが、2021年02月23日(火)のライブを以て、グループを卒業、芸能活動を休止しました。

彼女のデビューのきっかけですが、元々、白川さん自身がアイドルヲタクで、“女の子の東京をつくろう!!委員会”が主催する“プロジェクトアイドル”オーディションに、自身もアイドルになれるかもというインスピレーションを感じて応募。約100名の応募があった中、アイドル未経験者でありながら、唯一の合格者となり、デビューするに至りました。途中、高校受験の為に、グループから離れた時期もありましたが、グループ内で最年少ということもあり、マスコット的な立ち位置で、メンバーやスタッフ、ファンから愛される存在でした。

自分が白川さんのことを知ったのは、RAYの楽曲でもある「バタフライエフェクト」を聴いたのがきっかけでした。まずは最初に音だけを聴いて、カッコいい曲だなと惚れこみ、それからRAYの4人が歌っている映像を見て、そこで一番気になったメンバーが、白川さやかさんでした。第一印象と伸びのある歌声を気に入ってしまった為、これからも応援していこうという気持ちになり、RAYとしての活動を含めて見守っていこうと思いました。そんな矢先の出来事、高校受験の為に、白川さんは一時活動休止を発表。(休止期間は、2019年11月06日〜2020年03月14日でした。)復帰直後の時期から、世間的にもコロナ感染症によるライブの自粛がスタート。これが逆風となり、イベントなどに出向いて、応援する機会を失ってしまいました。

結局、自分が生で応援することが出来たのは、卒業ライブの時のみとなってしまいましたが、グループの中で一番好きなメンバーだったこともあって、非常に残念に感じました。ただ最後の姿を卒業ライブで拝見出来たことが、せめてもの救いだった気がします。初見でありながら、これで最後なんだなと思うと、しんみりとした気持ちにもなってしまいました。ただライブで「さーや!」とコール出来なかったのが、唯一の心残りですかね。(どのイベントやライブにも共通して言えることなのですが、2021年現在は感染症対策の為、大声を出しての応援は、全面的に禁止されています。)

そんな白川さんの唯一のソロ楽曲。なんとMVも作成されました。これは二つのクラウドファンディングの企画、『キラキラなアイドルソングを歌いたい!!』『オリジナルソロ曲のMVをつくりたい!』から生まれたもので、正統派アイドルに憧れた彼女が、最後の活動の中で残してくれた作品になります。RAYそのものは、シューゲイザー系のディープでノイジーなサウンドが売りのグループなので、普段はキラキラした正統派王道アイドルソングを全く歌いません。グループに参加している時にやっている曲と「ダイヤモンドリリー」は、全く毛色が全く違います。グループの時とのギャップの大きさを感じながらも、これはこれで良い作品だなという感想です。

「ダイヤモンドリリー」の作詞&作曲&編曲を手掛けた、篠崎あやとさんと橘亮祐さんのお二人は、Massive New Krewというユニットを組んでいて、それぞれソロ名義でも、声優さんやアニメ&ゲーム関連の作品を提供されています。ちなみに大ヒットした有名な作品としては、篠崎あやとさんが作曲を手掛けた「お願いマッスル」 (烏屋茶房さんとの共作)があり、YouTubeにおいて、MVの再生数が1億回を突破しました。

あっという間に好きになって、気がつけば考える
もしも僕ら付き合っていたら…なんて。
高い理想を追いかけたら、足元は迷路のようで
この街の高層ビルみたいさ
たった一度の告白で
未来が変わるとは思わないけれど
大切なこの気持ちを
何度も何度も言いたくて

きっと君への告白で
自分を変えられるような気がするんだ…
ホントさ。 ねえどうか付き合って…!

「ダイヤモンドリリー」は、片想いの気持ちを切実に歌った楽曲です。王道ストレートな直球ラブソング。ふわふわとした可愛らしい楽曲に癒されてしまいました。告白に至るまでのドキドキした感じが、まさに青春だなと感じました。白川さんが最後に残してくれた作品を、これからも大事に聴き続けたいと思います。

【レーダーチャート】

ボーカル:15
メロディ:17
歌詞:16
アレンジ:17
個性:16

TOTAL:81

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