栃木県在住の4人組。ストレートなロックサウンドが心情のバンド、Dirty Old Men。和訳すると意味は、「スケベオヤジ」になるそうですが、「汚い大人にはなりたくない」という反面教師的な意味合いで、この名前をバンド名として採用したそうです。バンドが持つ音楽性なのですが、ザラザラとしたサウンドを軸にした、激しいロックサウンド。アマチュア時代は、GOING STEADYやHAWAIIAN6のカバーを、数多くやっていたということで、両バンドのファンの方には、一度は聴いてもらいたいです。
今回紹介するのは、限定シングルの「約束の唄」という作品。誰しもが持ち合わせている心の中にある空虚な部分。もどかしく感じ、解消する術が見つからない一人の男。ギターを手にして、君の前で口ずさんだら、改めて大事な人の笑顔や涙に気付いたという内容です。ストレートなロック系ラブソングで、震えるようなボーカルがいい味を出してますし、真実を探して、突き進んでいくような、そんなイメージが強い楽曲ですね。
この作品のMVの演出で面白いのは、胸に四角形の穴が開いた男が出てくる部分でしょうか。心が空虚だということを、見た目で表現しているので、「そのままやん!」という突っ込みはさて置いておいたとして、コンセプトが伝わりやすいかもしれないですね。最後は胸に穴が開いていない男が出てきます。これに関しては、空虚な心が満たされたという解釈しても良いのでしょうか。
たとえ世界が嘘だらけでも 君の手を離さないよ この手だけは 唄だけは 嘘はつかないから この一瞬があったかくて 『約束ね』って君の震えた声
人生観を投影したような渋いロックサウンド。甘苦い音に、是非とも触れてみてください。
※2011年04月14日(木)公開の記事に、加筆修正致しました。
目次
2014年10月にバンド名を、MAGIC OF LiFEに改名。2021年現在も活動継続中です。
ボーカル:17
メロディ:17
歌詞:17
アレンジ:18
個性:17
TOTAL:86